国際バカロレア教育(IB教育)とは?スイスにある国際バカロレア機構が提供する教育プログラムについて解説

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中学校におけるIB教育

中学校では、概念にフォーカスした授業を多く行っていきます。

例えば、通常の授業であれば「欧州や米国の工業」などの内容を学ぶだけで終わってしまいます。しかし、IB教育では「工業って?」「具体的に発展するのはどんな地域?」など生徒たちが自分で調べながら探究する活動を多く行っていきます。

発表の機会なども多くなるため、生徒たちも表現力を多く身に付けることができるようになるのです。友達との関わり合いを通して、人間力を高めることもできます。

高校におけるIB教育

小・中学校でのIB教育とは違って、授業が難しくなってくるのが高校のIB教育です。基本的には日本語ではなく英語やフランス語などでの授業を受けなければならないため、言語面でもしっかりと学習を進めていく必要があるのです。2年間のカリキュラムがしっかりと決まっていて、受講して成績に問題がなければ大学への入学資格を得ることもできるようになります。

学費が高額になるケースもあるので、そのあたりは注意しておくべき点だと言えます。

大学におけるIB教育

キャリア教育を中心としたプログラムになります。日本ではまだ行われていませんが、今後導入されることも考えられるでしょう。具体的には、自分のキャリアに役立つと思われる科目を選択して進めていく形になります。勉強と一緒に職業体験(日本ではインターンシップなどが近い)などができるので、より効率的にスキルを身に付けることができます。

また、日本では入社後に研修などを通してビジネスマナーなどのスキルを身に付けることが一般的ですが、入社時にある程度のスキルを持っていることは魅力的だとされています。

まとめ

IB教育については、日本ではマイナーな部分もありわからないことも多いと思います。

しかし、魅力的で実践するメリットがあるといえるでしょう。

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東洋経済education × ICT編集部

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小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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