日野エンジン不正、直面する2つの重大な問題 おさまらない傷口、再生には何が必要なのか

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エンジン不正により国内販売の99%相当が出荷停止になった日野自動車。再スタートのために乗り越えるべき壁はあまりにも多い。

日野自動車の本社
エンジン不正に揺れる日野は経営の危機に立つ(編集部撮影)

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「大変重大かつ深刻で弁解の余地もない」。

国内トラック大手日野自動車の小木曽聡社長は重い表情でこう話した。

8月22日、国内トラック大手の日野自動車が認証試験において小型エンジンの不正行為が見つかったことを明らかにし、同日出荷停止した。これで国内向けのトラック・バスに搭載される現行の排ガス規制対象のエンジン14機種すべてを出荷停止にした。

道路運送車両法のもと、日野自動車の本社へ立ち入り調査を実施。大型エンジン1機種と産業用エンジン3機種の型式指定を取り消す方針を出し、同法に基づき日野に是正命令を出した。

特別調査委員会報告ののちに新たな問題

日野のエンジン不正が大きな脚光を浴びたのは、今年3月のことだ。3月4日、中・大型トラックに搭載するエンジンで不正行為があったことを明らかにした。そして、再発防止策の提言と4機種のエンジン不正への真因究明を弁護士やエンジン専門家で構成する特別調査委員会に委託した。

特別調査委による調査は約4カ月行われ、8月1日に調査報告書が同社に渡された。報告書では深刻な不正行為が明らかになった。

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