「先生は、 決して無力ではない」MIT卒・日中英トライリンガル華僑、熱く語る理由 教育革命家が先生を応援する理由、目指す未来

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――白川さんは海外脱出の勧めを説いていますが、学校の先生たちも一度は海外に出たほうがいいと思いますか。

私は人を自由にしたいと思って活動をしていますが、人は自ら望まないと自由にはなれませんし、海外脱出は1つの手段にすぎません。だから、望まない人に海外に出たほうがいいよとは言いません。ただ、日本も国際社会の一員であり、日本と海外の間には対立ではなく、連続性があるのです。その立場で語れる教育者が当たり前になってくれればいいな、とは思います。自由を手にしたいと願い、闘う人。そんな人を応援するのが私の役割だと思っています。日本ではなくカナダで教員になりたい! みたいな道も応援しているので遠慮なくご相談くださいね。

白川寧々 (しらかわ・ねね)
起業家・教育革命家。華僑。日中英のトライリンガル。6歳で来日後、日本国籍取得。フェリス女学院中学・高等学校時代に独学で英語を学び、米デューク大学に進学。卒業後、米国の大手コンサルティングファーム勤務を経て、マサチューセッツ工科大学(MIT)MBA 修了。在学中に実践的英語習得メソッド「Native Mind」を開発、MITソーシャルインパクト財団より出資を受ける。2015年にタクトピア、17年に「Future HACK」を創設。また、18年には「Hero Makers」を創設。同事業は経済産業省「未来の教室」実証事業に採択された。現在は「教育乱世」を提唱し、IT業界のジェンダーギャップを解消する一般社団法人Waffleでアドバイザー務めながらアントレプレナーシップ教育を行うほか、ローラスインターナショナルスクールのアドバイザーを務め、多方面から人を自由にする活動を行っている。近著に『わが子に今日からできる! 世界標準の英語の学び方』(白川寧々、鈴木款共著/学陽書房)、『国外逃亡塾~普通の努力と少しばかりの勇気でチートモードな「自由」を手に入れる』(アルク)、『英語ネイティブ脳みそのつくりかた』(大和書房)などがある

(文:國貞文隆、写真:すべて白川氏提供)

 

 

東洋経済education × ICT編集部

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小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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