英高速鉄道受注に進展 日立が見据える「次」


 加えて、IEPが決まった暁には、日立は英北東部ダラムに海外で初となる鉄道車両の生産・組立工場を設立する。同工場では受注が見込まれる500両を製造するが、将来的に運営を続けるには英国や欧州での新たな鉄道案件獲得が必須。同社は「英国のクロスレールは着々と準備している。欧州大陸にも出て行く」(執行役常務の鈴木學・社会・産業インフラシステム社社長)と意欲を見せる。

すでに日立は、英国での第1案件となったCTRL(ロンドンと英仏海峡トンネル間を結ぶ高速鉄道)で、車両・保守事業ともに現地で高い評価を得ている。IEPでは独シーメンス、加ボンバルディア、仏アルストムの鉄道ビッグ3に競り勝った。ただ、英国や欧州で鉄道事業を本格的に確立するには、「次の案件」が重要となる。

◆日立製作所の業績予想、会社概要はこちら

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(山田雄大 =週刊東洋経済2011年3月12日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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