今、ドラマの現場が求めている看板役者トップ10 今が旬の「連ドラ主演俳優」は一体誰なのか

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続いて、2位タイとなる6本で3人がランクイン。

1人目は、高橋一生。41歳、正に今をときめく役者です。『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系/2018年)、永作博美とダブル主演の『みかづき』(NHK総合/2019年)、『東京独身男子』(テレビ朝日系/2019年)、『岸辺露伴は動かない』(NHK総合/2020,2021年)、岸井ゆきのとダブル主演の『恋せぬふたり』(NHK総合/2022年)、『インビジブル』(TBS系/2022年)の6本。

この他、公式には主演とされていませんが、『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系/2020年)、『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系/2021年)も、個人的にはダブル主演作と言っても良いのではと思っております。

2人目は、高畑充希。『忘却のサチコ』(テレビ東京系/2018年)、『メゾン・ド・ポリス』(TBS系/2019年)、『同期のサクラ』(日本テレビ系/2019年)、『にじいろカルテ』(テレビ朝日系/2021年)、『いりびと‐異邦人‐』(WOWOW/2021年)、『ムチャブリ!~私が社長になるなんて』(日本テレビ系/2022年)という6本。

後は、フジテレビ系の連ドラ主演を果たせば、地上波民放全局制覇という快挙達成になりますね。

3人目は、波瑠。『G線上のあなたと私』(TBS系/2019年)、『未解決の女~警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系/2020年)、『♯リモラブ~普通の恋は邪道』(日本テレビ系/2020年)、『ナイト・ドクター』(フジテレビ系/2021年)、『愛しい嘘~優しい闇~』(テレビ朝日系/2022年)、そして7月スタート『魔法のリノベ』(フジテレビ系)の6本。彼女は、テレビ東京系を制すれば地上波全局達成です。

栄えある、トップ1役者は?

そして、過去4年間の連続ドラマ主演本数7本でトップ1に輝いたのは……玉木宏です!

『盗まれた顔~ミアタリ捜査班~』(WOWOW/2019年)、『盤上のアルファ~約束の将棋~』(NHK-BSプレミアム/2019年)、『スパイラル~町工場の奇跡~』(テレビ東京系/2019年)、『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系/2020年)、映画化もされた『極主夫道』(日本テレビ系/2020年)、『桜の塔』(テレビ朝日系/2021年)、『だから殺せなかった』(WOWOW/2022年)という7本。『マイファミリー』(TBS系/2022年)が主演だったら……と思いましたが、彼は過去にTBS系連ドラの主演経験があるため、既に全局制覇を果たしています。これは他に、沢村一樹ぐらいしか達成していない珍しい記録です。

という10人が、“今が旬の連ドラ看板役者”ということになりますね。木村拓哉、綾瀬はるか、堺雅人、石原さとみら長年の“看板役者”が、この期間3本以下にとどまったのは、映画・舞台・音楽活動など他仕事の関係や、私生活の変化などによる“タイミング”、出演ギャラの高額化もあるでしょうが、大看板故、所属事務所も含めた作品選定の厳しさが大きく影響しているとも考えられます。

次ページ“看板役者”をさらに掘り下げてみると……
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