リクルートは「28歳女性社員の憂鬱」を放置しない 出産・育児期を迎える前に「経験の前倒し」促進

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仕事に情熱を燃やす30歳前後の女性なら、誰しもが一度は悩むのが結婚や出産後のキャリアだ。その不安に対して、リクルートは策を講じる。

リクルートが2012年から行っている「キャリアカフェ28」の様子。コロナ禍に入った2020年からはオンラインで開催している(写真:リクルート)

特集「リクルートが挑む 実践D&I」の他の記事を読む

特集「リクルートが挑む 実践D&I」(全5回)では、リクルートが掲げる男女平等の目標達成のために進める具体的な施策について掘り下げる。
第3回は、キャリア形成について”モヤモヤ”を抱えやすい年代の女性に対し、リクルートが長年講じてきた独自のアプローチに迫る。
第1回:リクルートが「管理職の男女平等化」に燃やす執念(5月26日配信)
第2回:リクルート「企業の同質化はリスク」と考える事情(5月27日配信)
第3回:リクルートは「28歳女性社員の憂鬱」を放置しない(今回)
第4回:リクルートが社員の「保育園探し」まで支援する必然(5月29日)
第5回:リクルート「管理職の暗黙条件」打破で見えた境地(5月30日)

「モヤモヤ」滞留は会社の損失にも

結婚、出産後にも、今の職場で自分の思い描くキャリアを積めるだろうか――。

仕事に情熱を燃やす女性なら、誰しもそんな悩みを抱える時期があるだろう。たとえその具体的な予定が眼前に迫っていなくとも、こうした漠然としたモヤモヤが本人の中に滞留すれば、いずれ本人だけでなく、会社にとっての損失をも招く場合がある。

そんな課題を解決するためにリクルートが行ってるのが、2012年から開始した「Career Cafe(キャリアカフェ) 28」だ。

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