父親になっての「自分探し」妻が全力で応援のワケ 国際結婚カップルはそして新しい道を見つけた

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当時の子ども部屋の棚に飾られた絵本。アメリカでは日本よりも子どもの個室を大事にしている。その制作風景はYouTubeチャンネルでも紹介されています(写真:タカさんアイシャさん提供)

ところで、この「結婚して子どもを持ってからの自分探し(ソウルサーチング)」、最近は日本でも聞くことはあるのです。

日本の育休制度は会社員なら夫婦共に1年(必要に応じてそれ以上でも)取ることが可能なので、長期育休を取って、新しい資格を取ったり、今後のビジネスに役立ちそうなことを勉強する話を聞くことがたまにあります。もちろん、それによって家事育児をどちらかに押し付けることになったら育休としては本末転倒ですが、ちゃんと夫婦バランスが取れるなら、この日本の恵まれた育休制度を活用しない手はありません。(ちなみに、誤解されがちですが、育休中の休業給付金は会社が支払うのではなく雇用保険から出るもの。なので、育休中に何をしようが自由です)

夫婦が順番に「ソウルサーチング」ができたら理想!

就職してから仕事について迷うことはよくある話。育休中以外でも、夫婦が順番に、必要なときに「ソウルサーチング」に集中できたら理想だな、とも思ったのでした。(ちなみに、私はフリーランスという仕事柄、ソウルサーチングをわりとやってきたような気がします。自分を見極めないと、営業も何も方向性が定まらないからです。そういう意味でも、ソウルサーチングの大事さは共感!)

ちなみに、第一子のときはビジネスモード全開で4カ月で職場復帰したアイシャさん。でも実際に子育てを初めてから、育児の楽しさや深さに目覚め、第二子のときには、第一子のときの分も利用して、1年7カ月の育休を取得したそうです。子育てはやってみないとわからない、という面白いエピソードだなと思いました。

というわけで、今回のつかれないヒントは……

今の仕事があっていなくてつかれた

金銭的に大丈夫で、パートナーの理解も得られるなら、
仕事を休んでソウルサーチングをしてみよう。
集中的に自分探しをし新たなスキルを身につけることで、
自分にとっても家族にとっても明るい未来が待っているかも!?

さて、今回のマンガの最後のほうに出てきた家事問題。次回以降は、このご家庭の家事育児とその分担についてさらに深堀していきます。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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