他の出版社に先駆け映像やゲームなどさまざまな事業を手掛けてきたKADOKAWA。同社の次の一手とは。

――エンタメ産業を見渡したとき、ビジネスモデルが類似する企業はなかなか見当たりません。
メディアミックス担当 垣貫局長(以下、垣貫):あえて挙げるならば、やっぱり(映像やテーマパークなど全方位的に手掛けている)アメリカのウォルト・ディズニー?
海外事業担当 石原部長(以下、石原):そうですね。ちょっと口にしにくい(笑)。
垣貫:いやいや、そういうこと。われわれ自身、出版業界にどっぷり浸かっているという認識はあまりない。おそらく、片足の4分の3ぐらいは出版業界だけど、もう片足は全然違う業界に達しかけている。
――こうしたポートフォリオの展開は、各コンテンツ市場におけるKADOKAWAの競争力の強化にもつながっているのでしょうか。
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