
株式時価総額の2025年目標
足元は3.5兆円。達成するには、新製品の売上高を急速に伸ばし、現在初期段階にある候補の開発を着実に進める必要がある。
──中期経営計画発表後、株価は数日で10%ほど上昇しました。
今後5年かけて時価総額を今の倍の7兆円にするという目標を掲げた。数字ありきで作ったわけではなく、現在開発している新薬候補がきちんとすべて世界で売り出される、という大前提がある。やるべきことは、新薬を遅れなく発売していくこと。加えて次の世代の新薬の研究も進展させていくこと。これらができれば、世間はこれくらいの評価をくれるはずだというストーリーだ。
──開発中の薬のピーク時売上高見込みなど、明確に示してこなかった定量目標も開示しています。
これまでは「不確定なことはすべて言いません」というスタンスだった。でもよくよく考えれば、これは誰のためにもなっていない。製薬ビジネスは10個のプロジェクトがあったら、開発ステージによっては9個死んでしまう。製薬企業に興味のある投資家にとってそんなことは当たり前。「不確実だから何も言わない」という姿勢はそもそも成り立たない。
記事全文を読むには有料会員登録が必要です。
(残り 1784文字 です)
【9/30(火)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
無料会員登録はこちら
ログインはこちら