パチンコホール業界で今、ある企業の動向が注目を集めている。それはトップ5の常連で店舗網を急速に縮小させているホール大手のガイア。何が起きているのか。

2021年5月に閉店したガイア神田東口店。ガイアは店舗網を急速に縮小させている(記者撮影)
「近所の好立地の店がなくなって驚いた」
「あそこの経営状況は注視している」
パチンコ業界関係者が今、もっとも注目しているのがパチンコホール大手・ガイアの動向だ。
同社は2010年ごろに全国で約190店を展開するなど、業界2強のマルハンとダイナムジャパンホールディングスとともに全国チェーンとして存在感を発揮していた。売上高ランキングでもトップ5の常連だった。
しかし、最新の2019年度の売上高は6位に後退。2020年6月時点で店舗数は136店まで縮小している。
店舗の多くは地場企業に譲渡
過去2年分の官報を確認すると、ガイアが同業他社に店舗の経営権を譲渡した事案が少なくとも12件ある。
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