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大阪の新興ホールが描く「パチンコのデパート化」 1000台以上の大型店展開、接客もホテル並みに

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関西を地盤に業界4位に成長した延田エンタープライズ。アンダーツリーと同様、急伸著しいが、どんな戦略を抱いているのか。

延田グループの延田尚弘社長が今後のグループ戦略を語った(撮影:ヒラオカスタジオ)

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関西を地盤に、パチンコホール業界4位の大手チェーンとなった延田エンタープライズ。タレントの郷ひろみさんを起用したCMや、ホールブランド「123」の認知度など、関西での存在感は大きい。
2019年12月期に売上高2835億円、営業利益107億円を記録した同社だが、首都圏展開は今のところ限定的で、今後の出店戦略に注目が集まっている。
同じ大阪を拠点とするアンダーツリーとともに、業界2強のマルハン、ダイナムを追いかける。今後のグループ戦略について、創業家出身の延田尚弘社長に聞いた。

「パチンコのデパート」を狙った

――ここ10年で、売上高で業界トップ5に入る大手チェーンとなりました。

他社よりも(パチンコ台などを1000台前後置く)大型店舗にするタイミングが少し早かったと思う。大阪の松原で18年前、大阪では初めて1000台以上の店をオープンし、そこから店舗の大型化を進めてきた。

当時は1000台にしたからといって、お客さまが集まるという保証は何もなかった。だが、設置台数が多ければ多いほど、バラエティ豊かに機種を揃えることができる。いろいろな機種があれば、店舗に長時間滞在してもらえる。

ある意味、「パチンコのデパート」みたいな位置づけを狙った。他社(の小・中規模店)では20台しか置けない人気の台を80台置くようなことも狙った。

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