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JR西日本「瑞風」コロナ禍で絞るもてなしの知恵 豪華列車の魅力「食堂車でのディナー」が困難に

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JR西日本の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS(トワイライトエクスプレス)瑞風」(記者撮影)

「あ、瑞風だ」

桜が満開となった3月終わりのある晴れた日、緑一色の列車が突然、駅のホームに姿を見せると、ホームにいた人たちが写真を撮り始めた。JR西日本の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS(トワイライトエクスプレス)瑞風」。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年2月から運行を取り止めていたが、今年4月の再開に向け、訓練運行を行っていた。3月31日〜4月2日は2泊3日の日程で新大阪から山陽本線で下関まで行き、そこから山陰本線で日本海沿いを走り再び新大阪に戻るというスケジュール。旅行業界の関係者などが乗客役として乗車し、本番に向けた接客訓練が行われた。

車両だけではない豪華列車の魅力

JR九州の「ななつ星in九州」、JR東日本の「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」も瑞風と並ぶ豪華寝台列車である。3つの列車にはそれぞれの良さがある。外からでもわかる瑞風の特徴は編成の前部と最後尾に展望デッキがあること。特に後部の展望デッキは、走行中にデッキに出て、外の風を感じることができる。車両に施されたグリーンの外装が、かつて大阪―札幌間を結んだ寝台特急「トワイライトエクスプレス」を思い起こさせるという人もいるだろう。

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