暗中模索の医療機関、コロナで不足する「職員ケア」 クラスター施設では行政の支援が待ったなし

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

コロナ禍で医療従事者や自治体職員の心の問題が顕在化している。患者や住民を「支える立場」にある人たちへの支援が急務だ。

日本赤十字社医療センターはコロナの感染拡大が深刻化した昨年春から院内に専門チームを作り、職員のメンタル支援を強化している(編集部撮影)

特集「コロナ メンタル危機」の他の記事を読む

長期化する新型コロナウイルス感染拡大への対応に追われ、うつ症状や不眠など、メンタルの悪化に苦しむ医療従事者が増えている。

医師や看護師が多数在籍する医療機関では、職員のメンタルヘルスの相談対応も、外部の専門家に任せず組織内の人間でまかなうことが多い。そのため院内に相談窓口があったところで、「(同僚や上司に)組織内部の不満を言えない」(複数の医療従事者)といった理由から、広くは利用されていないのが実態だ。

次ページ全職員のメンタルケア
関連記事
トピックボードAD