「ばいばい。ばいばい」
約43年にわたってスズキのトップに君臨した鈴木修会長(91)。浜松の中小企業をグローバルな自動車メーカーに育て上げたカリスマ経営者は、退任会見の最後に小さく手を振ってそう口にした。
修会長がスズキの社長に就任したのは1978年で、48歳だった。当時、トヨタ自動車工業の社長は豊田英二氏、日産自動車の社長は石原俊氏、ホンダは2代目社長の河島喜好氏。それから他社ではトップが何人も代わる中、会長、社長兼会長、会長と肩書は違えど、スズキを牽引してきたのは紛れもなく修会長だった。
伝説に彩られた経営者人生
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら