「野菜の大切さを発信して、成長を持続させる」 インタビュー/カゴメ社長 山口聡

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小
カゴメの山口聡社長は「10年間増えていない野菜摂取量を増やすことは、簡単なことではない」と語る(撮影:今井康一)

特集「新社長12人 2021年の展望」の他の記事を読む

「野菜生活」をはじめとする野菜飲料やトマト加工品を販売するカゴメ。野菜飲料を含む国内加工食品事業の売上収益は全体の約7割を占める。2016年に長期ビジョン「トマトの会社から野菜の会社に」を掲げ、野菜飲料だけでなく生鮮食品や冷凍食材など、商品ラインナップの拡充を進めている。コロナ禍において経営課題はどう変化したのか。2020年1月に就任した山口聡社長に聞いた。

食事をする場所が変わった

――就任早々、新型コロナウイルスの感染が広がりました。

大きく変わったことが2つある。まずは、食事をする場所。家庭内で食事をする機会が増え、外食の機会が大きく減った。そのため家庭内で使用されるトマトケチャップやソース類などの調味料は売り上げが増加した。一方で、ホテルやレストラン向けの業務用商品についてはかなり苦戦した。 

2つ目は、健康に対する意識が加速した点だ。発酵食品や乳製品、緑黄色野菜を食べようと心がける消費者が増えている。この流れの中、緑黄色野菜も着目されたことで当社の野菜飲料が非常に好調に推移した。

――2020年は1月から「野菜をとろうキャンペーン」を開始しました。狙いはどこにあったのですか。

次ページ豆乳やヨーグルトと競合
関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内