半導体「重要プロジェクト」頓挫の危機 東西湖区政府は「いつストップしてもおかしくない」

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3年前に華々しくスタートした半導体工場の立ち上げが、資金ショートで頓挫の危機に瀕していることが明らかになった。湖北省武漢市の東西湖区政府が、「武漢弘芯プロジェクトは大幅な資金不足に直面しており、いつストップしてもおかしくない」と明らかにしたのだ。

武漢弘芯は正式社名を武漢弘芯半導体製造(HSMC)といい、2017年11月に設立された新興半導体メーカーだ。武漢市政府は同社を地元の半導体産業育成のための重要プロジェクトと位置づけ、合計で1280億元(約1兆9584億円)を投じると発表していた。

武漢弘芯によれば、同社は19年3月から14ナノメートルのプロセス技術の研究開発をスタートし、20年下半期から初期段階のテスト生産を始める計画だった。同時に、20年から世界最先端の7ナノメートルのプロセス技術開発に着手するとしていた。

武漢弘芯は発行済み株式の90%を北京光量藍図科技という民営企業が、残り10%を東西湖区政府の傘下企業が保有する。前者の経営権を握るのは武漢弘芯の董事長(会長に相当)の李雪艶氏と取締役の莫森氏だが、2人は半導体業界ではまったく無名。背景や資金源は謎に包まれている。

これまでに工場の主要な建屋と研究開発棟がほぼ完成したというが、武漢弘芯は資金ショートの難局を打開できなければ「未完のプロジェクト」に終わりそうだ。

(財新記者:羅国平、原文の配信は8月24日)

中国の独立系メディア「財新」の記事は東洋経済オンラインでも配信しています。
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