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マツダの試練 米国販売改革の最前線

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自動車産業が直面する大変革期。世界シェアわずか2%のマツダは生き残れるのか。そのカギを握る主戦場、米国での改革に迫った。

本誌:木皮透庸

前年比7.2%減の27万8000台──。マツダの2019年の米国新車販売は惨敗だった。米国の新車市場自体が前年をやや割り込んだとはいえ、主要メーカーでは日産自動車(9.9%減)に次いで落ち込みが大きく、マツダは最重要市場で大苦戦を強いられた。

「去年はいろいろとタービュランス(乱気流)があった」。北米統括会社のトップを務める毛籠勝弘(もろまさひろ)専務執行役員はこう振り返る。誤算だったのは、昨年3月にフルモデルチェンジした「MAZDA(マツダ)3」の販売が苦戦したこと。新型ではセダンタイプの価格を2万1000ドル~に設定し、旧型比で1割強引き上げた。最新技術や安全装備の拡充によるコストを上乗せした値付けだった。

が、米国ではSUV(スポーツ用多目的車)の人気が年々高まり、そのあおりを食って、セダンの新車市場は昨年も大幅な縮小が続いた。ただでさえ、セダン離れが進む中、値上げに踏み切った新型「マツダ3」は価格に敏感な消費者から敬遠されてしまい、年間販売目標6万台(旧型も含む)に対し、19年実績は約5万台と1万台の未達に終わった。

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