有料会員限定

転換点はパークハイアット、外資系と日系の格差の正体 ラグジュアリーホテルとは何か

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

宴会とレストラン主体の日系と、宿泊で稼ぐ外資系の差が広がっている。

西新宿のパークハイアット東京は現在も高い競争力を誇る(撮影:今井康一)

特集「名門ホテル激変」の他の記事を読む

かつて外資系の「新御三家」とうたわれ、1994年に開業したパークハイアット東京。西新宿の外れ、高層ビルの上層部という立地は決して恵まれたものではなかった。だが、建物を所有する東京ガスの理解もあり、外資系ホテルそのものが珍しい時代に、標準客室面積55平方メートル、客室数177という世界水準のラグジュアリーホテルを実現。タイムレスと評される落ち着いたモダンな内装は、25年経った現在でも十分に先進的だ。

開業当時に総支配人を務めた、ハイアットのグループプレジデント、デイビッド・ユデル氏は「当時の日本になかった、顧客に寄り添うサービスやホスピタリティーを提供する、『親しみにあふれた個人の邸宅』というコンセプトが受け入れられたからこそ、ラグジュアリー市場を創出し、リードできた」と言う。

同じ新御三家のホテル椿山荘東京やウェスティンホテル東京の最低客室単価が直近で3万~4万円台なのに対し、パークハイアットは同7万~8万円と突出している。

関連記事
トピックボードAD