銀行をめぐる競争環境が大きく変わる中、大手といえども安泰ではない。実際に働く行員たちはどんな問題意識を持っているのか。
入行後のキャリアや出世、転職など、現場で働くメガバンクの行員たちは今、どんな思いを抱いているのか。若手からベテランまで話を聞いた。(個別取材を基に座談会形式で構成)
A:20代・女性 B:30代・男性 C:30代・男性(OB)
D:40代・男性 E:50代・男性
──現在のメガバンクの人事制度についてどう考えますか。
A 入行前は、自分が希望する分野を自由に選べるイメージだったが、実際は人事部や上司の判断で次の異動先が決まるケースが多い。周りを見ていると想定外の部署に配属されてしまうケースも少なくない。正直、自分はもっと早く海外に行けると思っていた。
B 年功序列の賃金体系はいろいろ問題がある。例えば専門性が高い業務をしていても、給与水準は同じ階層の人とそこまで大きな差がつかない。求められる能力が給与水準をはるかに超える人もいる。(三井住友銀行や三菱UFJ銀行が行っている)階層の統合だけでなく、専門コースを設けるなど、キャリアアップの選択肢をもっと増やしたらどうか。
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