有料会員限定

若手の注文、ベテランの苦言、メガバンクはココが足りない 3メガバンクの現役・OB誌上座談会

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

銀行をめぐる競争環境が大きく変わる中、大手といえども安泰ではない。実際に働く行員たちはどんな問題意識を持っているのか。

写真はイメージ(kou / PIXTA)

特集「銀行員の岐路」の他の記事を読む

入行後のキャリアや出世、転職など、現場で働くメガバンクの行員たちは今、どんな思いを抱いているのか。若手からベテランまで話を聞いた。(個別取材を基に座談会形式で構成)

A:20代・女性  B:30代・男性  C:30代・男性(OB)

D:40代・男性  E:50代・男性

──現在のメガバンクの人事制度についてどう考えますか。

A 入行前は、自分が希望する分野を自由に選べるイメージだったが、実際は人事部や上司の判断で次の異動先が決まるケースが多い。周りを見ていると想定外の部署に配属されてしまうケースも少なくない。正直、自分はもっと早く海外に行けると思っていた。

B 年功序列の賃金体系はいろいろ問題がある。例えば専門性が高い業務をしていても、給与水準は同じ階層の人とそこまで大きな差がつかない。求められる能力が給与水準をはるかに超える人もいる。(三井住友銀行や三菱UFJ銀行が行っている)階層の統合だけでなく、専門コースを設けるなど、キャリアアップの選択肢をもっと増やしたらどうか。

関連記事
トピックボードAD