東芝が半導体事業に大ナタ、競合サムスンに生産委託


 もっとも問題のLSI事業が、これで抜本的に立ち直るのかといえば、事はそれほど単純ではない。半導体業界に詳しいアイサプライ・ジャパンの南川明・副社長が解説する。「この改革では中途半端。世界のスタンダードからすれば生ぬるい。東芝はLSIで世界の10番手に入れるかどうかであり、撤退したほうがすっきりする。世界で戦うなら、マーケティングや開発に強い海外企業と、もっと手を組んでいかねばならない」。

メモリ事業重視を一段と鮮明にした東芝の半導体改革。ならば今回選択と集中で絞り込んだ、LSI事業を最終的にどう位置づけるか。いずれはさらに“踏み込んだ”決断も必要になりそうだ。

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(長谷川高宏 =週刊東洋経済2011年1月15日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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