USJ社長が明かす「積極投資」の勝算 「日本市場は重要な地域と考えている」
――USJの集客が好調に推移している理由をどうとらえているか。
われわれのヴィジョンは「世界のエンターテインメントのリーディングカンパニーを目指し、ゲストの期待を常に上回るワールドクラスの体験を提供する」というもの。この数年間、この理念に基づいたブランド戦略、ターゲット戦略がとてもうまくいっている。
2014年には「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」を導入し、大きな成功を収めた。その前後でも、「ザ・フライング・ダイナソー」、「ミニオン・パーク」、「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」など、さまざまなアトラクションを積極的に導入してきた。
さらに、季節ごとのイベントにも力を入れている。今年は1月から開催されている「ユニバーサル・クールジャパン」は5周年を迎え、それ以外にも夏、ハロウィン、クリスマスなど、季節ごとに大きなイベントが目白押しだ。
5~6年前は地元である関西圏の集客の比重が大きかった。しかし、その後は関西圏だけでなく、日本全国、そして海外からのゲストが増えている。特に関西圏以外の国内、そしてインバウンド客の成長は非常に大きい。もちろん、訪日客が増えているということも背景にはあるが、その中でUSJに来ていただける方の比率も増えている。
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