舞浜で「ディズニーの世界」を広げていく 第2回 パークは永遠に完成しない
2022年に開業する東京ディズニーシー(TDS)の大規模拡張プロジェクトを発表したオリエンタルランド。ここ数年の入園客数は年間3000万人近くと好調が続く一方、混雑が増えたことによってゲストの満足度が低下しているという外部調査もある。ディズニーシーの大規模拡張はそうした課題の解決につながるのか。さらに、ゲストにとって関心の高い入園料の行方は? 前回に引き続き、オリエンタルランドの上西京一郎社長に聞いた。
今回の拡張でパークの提供価値は上がる
──拡張後には、入園料の値上げも検討していますか?
これまでもパークの価値向上に合わせて、チケット価格を上げさせていただくという方針できた。今回の拡張によって間違いなくゲストへの提供価値は上がると考えており、値上げの機会としては検討している。ただ、外部環境の変化も含めて、値上げについては慎重に判断をしなくてはいけない。
テーマパークの価値は、われわれがいくら投資をしたかではなく、ゲストの方にどう受け止めてもらえるかで決まる。ゲストの方にリサーチをしたうえで、支持していただける価格を判断しなくてはいけない。
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