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鉄道の延伸・新線計画で大化けする街は? 新路線の地域への影響は絶大

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相模鉄道はJRと東急との直通線を予定している(小川奈峰 / PIXTA)

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2005年の開業以来、一気に人気エリアとなったつくばエクスプレス(TX)沿線に代表されるように、鉄道の新路線が地域の発展に与える影響は絶大だ。現在も多数の延伸・新線構想が存在する首都圏。延びる鉄道に合わせて、「伸びる」街はどこか。

首都圏の鉄道新線計画は、基本的には国土交通省の交通政策審議会が答申した整備方針に基づいて進められている。16年の答申に盛り込まれたのは24路線(主な路線は下表)。これらの路線計画を引き合いに出し、将来の利便性向上などをセールストークとして使う不動産業者もあるようだ。

だが、「業者の営業ツールとしてはともかく、いつ開業といった具体的な内容が見えてこないと、不動産価格に目立った動きは表れない」と、不動産経済研究所の松田忠司・主任研究員は言う。16年の答申には、具体的な開業目標年次などは示されていない。

都心へのアクセス向上 相鉄沿線じわり人気に

そんな中、首都圏で実際に工事が進んでいる新路線は2線ある。神奈川県の大手私鉄・相模鉄道(相鉄)の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)とJR東海道貨物線の横浜羽沢駅付近を結ぶ「相鉄・JR直通線」、同駅付近から新横浜駅を経て東急線日吉駅を結ぶ「相鉄・東急直通線」だ。前者は19年度下期、後者は22年度下期の開業を目指す。横浜羽沢駅付近には新駅「羽沢横浜国大」駅が開設される。

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