INDEX
海老名|街は魅力的だが、資産性に疑問符
東京都心のマンション価格が高騰する中、割安感のある郊外のタワーマンションに注目が集まっている。開発が行われている地域の1つが神奈川県の海老名駅周辺だ。
駅から徒歩3分の場所では、小田急不動産などが手掛ける地上31階建ての「リーフィアタワー海老名アクロスコート」(総戸数304)が建設されている。第1期は195戸を販売。最多価格帯は5400万円台だったが、167戸が成約した。
県内からの流入が多い
駅周辺では相鉄不動産などが手掛ける25階建て、2棟の「グレーシアタワーズ海老名」(総戸数477)の建設も進む。
海老名は近年、急速に発展している。駅前には2つの大型ショッピングモールがあるなど、商業施設が充実し、交通の利便性も高い。小田急電鉄、相模鉄道、JRの3社が乗り入れる。小田急の有料特急「ロマンスカー」が停車するほか、今年3月の複々線化によって、通勤ラッシュピーク時の新宿までの所要時間が最速51分(快速急行の場合)に短縮された。
ただし資産価値から考えると、海老名のタワマンは買いとはいえない。実は前出のリーフィアタワーと同じ地域に、2棟のタワマン建設計画がある。市の人口は増加傾向だが、神奈川県内からの流入が多く、人口が集中する東京都心からの流入は期待薄だ。今後は供給過剰になる可能性もある。都心への通勤者や将来的な売却も視野に入れている人は、あえて海老名を選ぶ必要はないだろう。
この記事は有料会員限定です
残り 608文字
