6月12日、シンガポール──。全世界から2500人超の報道陣が蝟集(いしゅう)したドナルド・トランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長のトップ会談を、各国メディアはどのように報じたのか。
中国紙・環球時報は「会談は成功した。米朝の善意の交流が始まることを望む」と好意的に報じた。だが、米紙ニューヨーク・タイムズ(12日付)の「(米韓合同軍事演習中止の言及は)北朝鮮への重要な譲歩であり、金委員長に核を放棄させることができるかの賭けだ」や、韓国紙・東亜日報(13日付)の「非核化の工程表も大まかなスケジュールもなかった」など、総じて否定的なものが多かった。
「(非核化は)今後は難しい交渉になるかもしれない」(米紙ワシントン・ポスト12日付)と、「最終的な(トランプ、金両氏の)得点結果はしばらく先までわからない」(英紙フィナンシャル・タイムズ〈FT〉13日付)の指摘が、米朝首脳会談の内実を言い当てているのではないか。
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