「お買い上げありがとうございます。お支払いは◯番の精算機でお願いします」──。ここはサミット西永福店(東京・杉並区)。首都圏で食品スーパーなど157店を展開するサミットは今年3月、全店の全レジをセミセルフレジに変更した。
セミセルフレジとは、購入商品のスキャン(商品情報の読み取り)を店員が行った後、客が指定された番号の機械で代金を精算する仕組みだ。店員が商品代金や釣り銭の受け渡し作業をしなくても済むため、より少ない人数でレジを回せる。レジの作業効率が高まり、客にとっても待ち時間が短くなるメリットがある。「日本の大手スーパーで全店、全レジに導入したのはおそらく当社が初めて。他社からはかなり驚かれた」(サミット情報システム部の長尾建氏)。
実はサミットは10年ほど前、もっと先進的な完全セルフレジを3店舗で実験的に導入したことがある。客が商品のスキャンから精算まですべてを自分で行う方式だ。だが、約1年半かけて実験した末、導入は断念した。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら