「今や多くのブランドで、リアルの旗艦店より“ゾゾタウン店”の売り上げのほうが大きいのではないか」──。
アパレル関係者がそう口にするほど、スタートトゥデイが運営する国内最大のファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の集客力が一段と高まっている。
都内で働く20代の女性は、「利用歴は約2年。使ってみたら便利なので病みつきになった。購入する服の9割はゾゾ」と話す。ゾゾタウンの商品取扱高は増え続けており、2016年度は2000億円を超えた。そして、17年度第1四半期(4~6月)決算発表後の8月1日、時価総額はついに1兆円を突破した。
スタートトゥデイは、社長の前澤友作氏がバンド活動をしていたときに輸入CD・レコードの販売を始めたことが会社設立のきっかけだ。00年からファッション商材を中心としたセレクトショップをネットで運営し、04年末に17のセレクトショップを集積したゾゾタウンを開始。「ZOZO」とは、想像のZOと創造のZOを組み合わせた造語である。
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