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直訪日客は目下、7割増 まだまだ伸びしろがある [Interview]中部国際空港社長 友添雅

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インフラ面で地域経済を支える中部国際空港の友添雅直社長に名古屋の将来像を聞いた。

中部国際空港社長 友添雅
ともぞえ・まさなお●1954年3月生まれ、福岡県出身。77年トヨタ自動車販売入社、2001年米国トヨタ自動車販売に出向、05年トヨタ自動車常務役員、11年トヨタモーターノースアメリカ上級副社長、12年トヨタモーターセールス&マーケティング社長、15年から現職。(撮影:梅谷秀司)

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──足元堅調な名古屋経済ですが成長を持続することができますか?

中部圏はこれからも、ますます成長しますよ。周知のとおり、自動車産業が現在のリード役ですが、今後はMRJなどの飛行機や航空宇宙産業も成長するでしょう。工作機械で培った力があり、ロボット産業も期待分野です。地域別では、中部圏の貿易収支は国内でトップですが、今後もこういった2次産業は中部圏だけでなく日本全体を牽引していく存在として変わらないと見ています。

1次産業は有名ではないかもしれませんが、実は花の輸出が伸びています。柿やブドウ、イチゴなど果物も国内外で評価が高い。牛肉などブランド化している農産品もあります。さらに、モノづくりが中心の地域でしたから、観光業などの3次産業にはスポットが当たってきませんでしたが、ここにきてインバウンド需要が急拡大しています。中部圏を訪問される外国人の延べ宿泊者数は、2015年は前年比でおよそ7割の伸び率となりました。

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