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自社創薬に苦しむ武田、大型買収に社運賭ける 米アリアド・ファーマシューティカルズを買収

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買収でがん領域の有望新薬候補を手に入れるが、業績への貢献は未知数だ。

武田には、自社開発に加え、有望な新薬を探し出す“目利き力”が求められている(撮影:尾形文繁)

「5年程度は今の主力製品が稼げるだろうが、その先に有望な新薬候補が見当たらない」──。多くの業界関係者から創薬力の乏しさを指摘されている武田薬品工業が、大型M&Aで賭けに出る。

武田は米製薬企業、アリアド・ファーマシューティカルズを約54億ドル(約6200億円)で買収する。TOB(株式公開買い付け)を2月末までに完了し、完全子会社化する。2011年のスイス・ナイコメッド(買収金額約1兆1000億円)以来となる大型案件だ。

1991年設立のアリアド社は米ナスダック市場に上場しており、従業員数は約300人。がん治療薬に特化し、白血病治療薬を発売済みのほか、非小細胞肺がん治療薬を開発している。

武田が期待を寄せている肺がん治療薬「ブリガチニブ」は、特定の遺伝子が見つかった場合に使用される分子標的薬。今年前半に米国で承認される見通しで、欧州でも年内に申請する予定。武田はピーク時の年間売上高を10億ドル超と見込む。

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