『ダントツにすごい人になる』を書いた森川亮氏に聞く 「幸せだと感じた瞬間に人の進化は止まる」

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日本を元気にする女性向け動画メディアを起業したLINE前社長の起業論とは。

ダントツにすごい人になる――日本が生き残るための人材論
ダントツにすごい人になる――日本が生き残るための人材論(祥伝社/141ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

──「断トツなすごい人たれ」がスローガンなのですね。

新しい価値を生み、結果を出し続け、つねに成長するのをやめないことだ。 

──アクティブに。

もともと変わるのが嫌いな国民性があるうえに、地盤沈下しているにもかかわらず平和なので、変わらなくてもそこそこ生きていけている。これからの時代を考えると、単純労働はロボットやAI(人工知能)に置き換えられるのは目に見えている。そうでないところに挑戦しなければいけないのだが、みな怖がる。今や弁護士や医者といった知識労働者ですら、かなりの部分がAIに置き換わる方向にさえなっているのに。

──では、どうすれば。

昨日までやってきたことから進化し、その進化を毎日続けることだ。

大事なのはコンパスを持って歩く感覚だ

──この本には成長という言葉がよく出てきます。

成長は頑張ればいいわけではなくて、今までやってきたことをあえてやめて壊し、次の道を探るようなことをやらなければいけない。今までの生き方は、地図を見ながら進むようなもので、すでに道がある無難な生き方だった。もう道がなく、道を作らないといけない。地図ではなくコンパス(方位磁石)を持って歩く感覚だ。その違いが重要だ。

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