日本を元気にする女性向け動画メディアを起業したLINE前社長の起業論とは。
──「断トツなすごい人たれ」がスローガンなのですね。
新しい価値を生み、結果を出し続け、つねに成長するのをやめないことだ。
──アクティブに。
もともと変わるのが嫌いな国民性があるうえに、地盤沈下しているにもかかわらず平和なので、変わらなくてもそこそこ生きていけている。これからの時代を考えると、単純労働はロボットやAI(人工知能)に置き換えられるのは目に見えている。そうでないところに挑戦しなければいけないのだが、みな怖がる。今や弁護士や医者といった知識労働者ですら、かなりの部分がAIに置き換わる方向にさえなっているのに。
──では、どうすれば。
昨日までやってきたことから進化し、その進化を毎日続けることだ。
大事なのはコンパスを持って歩く感覚だ
──この本には成長という言葉がよく出てきます。
成長は頑張ればいいわけではなくて、今までやってきたことをあえてやめて壊し、次の道を探るようなことをやらなければいけない。今までの生き方は、地図を見ながら進むようなもので、すでに道がある無難な生き方だった。もう道がなく、道を作らないといけない。地図ではなくコンパス(方位磁石)を持って歩く感覚だ。その違いが重要だ。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け