フリマアプリ「メルカリ」社長の野望
日米累計ダウンロード数は6000万、1日に100万点以上が出品されるフリマアプリ「メルカリ」(2016年9月時点)。大手の撤退も相次ぐ市場で、なぜ独り勝ちしているのか。創業者であり社長の山田進太郎氏に聞いた。
──従来のECやオークションサイトとは違う、新しい消費スタイルを生み出しているように見えます。
そもそもが、ヤフオクでもアマゾンでもない市場を作りたいと思っていた。実際メルカリには、トイレットペーパーの芯やどんぐりまで出品され、バッグや財布はボロボロの状態でも売れていく。これまでは捨てられていたようなものに、ユーザーが価値を見いだしている。
──ヤフオクとの明確な違いは何でしょうか?
細かい機能面はさておき、ヤフオクが当時パソコン(PC)という限られた人向けのデバイスに最適化して作られたのに対し、メルカリはスマートフォンという皆が身に着け使っているデバイスを前提に作っているところだろう。サービスの広がり方がスマホならではだ。



















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