中西宏明氏は「チーム川村」の一員としてV字回復を果たした後、2010年から社長や会長兼CEOとして日立グループを6年間引っ張ってきた。その神通力は限界を迎えたのか。本人を直撃した。
──V字回復を果たした「チーム川村」は6人が5人になり4人になり……と減っていき、今は中西会長しか残っていない(図1)。外から見ていると若干不安がある。
私も不安がある(笑)。つねに不安の中でやっているようなものだ、経営というのは。
──「チーム川村」の縮小と意思決定のスピードとは関係ないのか。
関係ない。一般に「人数が多いと会議が情報共有の場になるからダメだ」といわれるが、逆に人数が少なかったら決められるのかというと、そういう話ではない。
──社外から見ていると大胆な改革は停滞した感がある。
「止まった」と言われると、「そういうふうに見えてしまうか」という感じ。つねに議論し、つねに考え、つねにトライしてやっているわけだけど。「タッタッタッタッと進まないね」って言われれば、そのとおり。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら