北朝鮮情勢を題材に、職場における人間関係について考えてみたい。一見、両者の間に関係がないように思えるが、「脅威は意思と能力から形成される」という「思考のフレームワーク」の観点からは、よく似ている。
2月7日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した。北朝鮮は、弾道ミサイルではなく平和目的の地球観測衛星を打ち上げるためのロケットの発射だったと強弁している。先端に搭載する物が弾頭ならばミサイル、平和目的の衛星ならばロケットなので、ロケット実験で得られたデータはそのままミサイル開発に用いることができる。ミサイル、ロケットの打ち上げ自体は国際法で禁止されていないが、北朝鮮に関しては弾道ミサイルに核兵器を搭載する意思を持っていると見なされているので、国連安保理決議でミサイル(北朝鮮がロケットと自称する場合も含む)発射が禁止されている。
北朝鮮の長距離弾道ミサイルが米国の東海岸に到達する射程を持つことが確実であるかどうかについては、専門家の間で見解が分かれている。〈韓国の韓民求(ハンミング)国防相は7日の国会答弁で、北朝鮮の「衛星」が「(宇宙空間の)軌道に乗ったと評価している」と述べ、今回の発射は成功したとの見方を示した。開発が完了すれば、射程は1万2000~1万3000キロに達するとの見通しにも言及。米東海岸をも射程に収めることになる。発射台は前回の30メートルから57メートルに伸びたことも指摘し、機体の大型化で射程が伸びたことも示唆した。〉(2月8日「朝日新聞デジタル」)。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら