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一段と加速する年になる ネットと大企業の連携が

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[SPECIAL INTERVIEW]藤田 晋 サイバーエージェント社長

かつてのパソコンや従来型携帯電話(ガラケー)の時代を経て、今ではスマートフォンが全盛だ。ネット業界では変化の波にうまく乗り続けることが不可欠。1998年に創業し、幾度も業界の浮き沈みを乗り越えてきたサイバーエージェントの藤田晋社長に聞いた。

ふじた・すすむ●1973年生まれ。青山学院大学卒業後、98年サイバーエージェント設立、社長就任(現任)。2000年東証マザーズ上場。14年東証1部へ市場変更。新経済連盟理事を務める。(撮影:今井康一)

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──ベンチャー企業をめぐる投資環境について、2015年初めには「バブルになっている」と指摘しました。

あれでだいぶ市場を冷やしたところがある。平静に戻った感じ。ただ、これだけ事業のチャンスが少ない時期にしては、多くのベンチャー企業の時価総額が割高だ。

市場のポテンシャルが1000億円しかないのに、おカネは数千億円あるというイメージだ。ベンチャーキャピタルの資金が過剰に流れ込み、一部の人気ベンチャーに投資が集中している。

──現在の起業環境をどう見ていますか?

新規事業の種が極めて少なくて、かなり厳しい時期だ。過去にはすごくいい時もあって、スマートフォンが出てきた頃、そこらへんの大学生がアプリを作っただけで、すぐに投資をしてもらえた。そうしたことをきっかけに会社が大きくなるケースもあった。

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