
映画やテレビドラマなどをウェブ上で視聴できる動画配信サービスが今、日本で転機を迎えている。
2015年は定額制動画配信(SVOD)サービスが広がった。呼び水となったのは、海外大手2社の参入である。特に注目を集めたのは、世界最大のSVOD事業者である米ネットフリックスだ。
9月初めの配信開始前には多くの企業を巻き込み、周到に外堀を埋めた。業務提携したソフトバンクは、店頭で視聴の申し込みができるほか、携帯電話料金と一緒に支払えるようにした。フジテレビジョンは番組制作で協力し、テレビメーカーは、テレビで直接動画を視聴できる機能を搭載した。
ネットフリックスの参入から1カ月弱が経った9月末、今度はネット通販大手の米アマゾン・ドット・コムが「Amazonプライムビデオ」を日本でも始めた。
米国の2大勢力と国内大手が真っ向勝負
彼らを迎え撃つ国内勢もサービスの拡充に走る。活発に動いたのが、NTTドコモとエイベックス・グループ・ホールディングス(HD)の合弁事業であるdTVと、日本テレビ放送網傘下のHulu(フールー)だ。
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