[SPECIAL INTERVIEW]デービッド・アトキンソン 小西美術工芸社社長
早くも2000万人突破か。2015年は日本を訪れる外国人の数がかつてない伸びを見せた。中でも中国人が急増。1~11月には14年の倍以上の約464万人が日本に押し寄せた。訪日客が増えたことで、産業としての観光が見直されている。
真の観光立国の実現に向け、日本に足りないこととは。積極的な提言を行うのが、文化財修復の小西美術工芸社で社長を務めるデービッド・アトキンソン氏。独自の「観光立国論」を語ってもらった。
──この1年で日本の観光産業はどう変わったでしょうか。
だいぶ現実的な議論ができるようになったと感じる。日本人がアピールしたがる「おもてなし」が前面に出てこなくなった。
訪日外国人が増えたこともあるが、15年11月に政府の「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」が発足し、いよいよ国策として観光産業の育成に取り組み始めたことも大きい。安倍晋三首相としては、名目GDP600兆円達成に向け観光産業を成長エンジンにしたいところ。試算では50兆円には達する。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら