年末やお盆に帰省したり、たまに電話で話したりする中で親の老いを認識し、ふと「介護」の2文字が頭をよぎる──。40代、50代のビジネスパーソンで、こうした経験をする人は少なくないだろう。
「仕事と介護の両立支援に関する労働者アンケート調査」(平成24年度厚生労働省委託調査)でも、就労者の7割強が仕事と介護の両立に不安を抱いている(「非常に不安を感じる」24.1%、「不安を感じる」52.9%)。漠然とした不安を抱いたまま何もせず、いざ介護の担い手になると危うい。
介護離職した人の中には、突然の事態に際しての初動がわからず、誰にも相談ができずに「こうなったら仕事を辞めて自分がするしかない」と思い詰めたケースがある。
そこで下のチェックシートを使って、自分がどれだけ介護に対して準備できているのかを確認してほしい。結果が15点以下なら“離職危機”にさらされている。
15点を上回った人も油断は禁物だ。×印をつけたところは弱点だと認識してほしい。介護保険制度の理解が足りないのか、情報収集が不足しているのか、地域とのかかわり合いが希薄なのか。それぞれの弱みに応じて知識を深めたり、今からでも行動に移したりすることはできる。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら