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曲がり角の携帯ゲーム 見えてきた成長の天井

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「少数の勝者になれないなら参入する意味がない。やる以上は絶対の勝算を持って臨みたい」 3月17日に発表された、任天堂とディー・エヌ・エー(DeNA)のスマートフォンゲーム開発に関する資本提携。スマホゲームへの参入に否定的だった任天堂の岩田聡社長の方針転換に対し、真っ先に反応したのは株式市場だった。1万円台前半だった任天堂の株価は、翌18日にストップ高を記録。直近は2万円前後と2011年以来の水準に回復した。

年内に任天堂キャラクターを使ったスマホゲームが1本リリースされる予定だ。「(キャラクターに)例外を設けるつもりはなく、すべてを活用する」(岩田社長)方針で、16年3月末までに5本に増やす。ゲーム開発は任天堂が行い、サーバー開発やゲーム運用などのバックエンドをDeNAが手掛ける。

今回の提携についてゲーム業界には「どうなるのか、まったくわからない」と様子見ムードが漂う。家庭用ゲームとスマホゲームでは勝手がまるで異なるからだ。

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