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gumiショックの深層 スマホゲームの不都合な真実

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上場3カ月後に大幅な下方修正を発表。株式新規公開のお祭りムードを一変させたgumiが抱える問題の本質。

(本誌:前田佳子)

國光社長(右)は海外展開を推進。(撮影:今井康一)
『ブレイブフロンティア』(左)は欧米でもヒット ⓒ Alim Co., Ltd. All Rights Reserved.

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「モバイルゲームで世界一を取って業績を伸ばすことが、一番の経営責任です」 6月12日に行われたゲーム開発会社gumi(グミ)の決算発表。経営責任を問われた社長の國光宏尚は淡々とこう返した。

昨年12月に東証1部に上場して以来、gumiは株式市場を振り回し続けてきた。上場後わずか3カ月で業績予想を13億円の営業黒字から4億円の営業赤字に下方修正すると発表。投資家の失望を買い、株価は2日連続でストップ安となった。

追い打ちをかけるように、その3週間後には100人規模の希望退職募集を発表し、韓国子会社の社員による横領事件も発覚。これ以降、IPO(株式新規公開)銘柄に対して投資家の不信感が強まった。いわゆる“gumiショック”だ。

ところが、である。gumiは決算発表の2週間前、赤字だった業績予想を一転して4億円の黒字に上方修正した。売上高の7割程度を占めるスマートフォンゲーム『ブレイブフロンティア(ブレフロ)』の海外での業績が想定以上によかったことに加え、固定費削減が進んだことを理由に挙げる。

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