サラリーマンの間でも不動産投資がにわかに注目を集めている。歴史的な低金利の銀行融資を活用して複数の不動産を所有すれば、賃料収入で生計を立てることができ、将来の資産形成にもつながるからだ。加えて、アベノミクスの金融政策が引き起こす資産インフレ期待がサラリーマン投資家の不動産投資熱をさらに高めている。
一口に不動産投資といっても、物件の種類によりその方法とリスク・リターンはまったく異なる。王道は、都心の駅や大学の近くに、学生・若年層向けの賃貸マンションを一棟丸ごと所有する投資法だ。25平方メートルのワンルームが20戸ほど入っている鉄筋コンクリート造りで3億円前後の物件が一番の人気だ。
都心では物件価格の約7割が土地の値段。土地は経年劣化することなく、不動産価格が上昇した際には土地の価値が上がるため、土地の価格比率が高い都心の一棟マンションは資産性が高い。また、都心の物件なら、入居者募集に苦労することも少ない。こうした理由から、超低金利下で都内の一棟マンションが投資対象として人気を集め、市場では物件価格の上昇が続いている。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら