ナジャ「お金で幸せ買えないけど、不幸は防げる」 生きるのが楽になる、ナジャ流「6割の生き方」
機嫌が悪い人に「なんかあったんですか?」って聞いたりしたら、もう最悪。聞いた私にネガティブな話を全部吐き出してくるから、こっちがしんどくなってしまう。機嫌が悪いお客さんを接客せなあかんときでも、スタッフに「なんで機嫌悪いか聞いてきて。それであとで教えて」って頼んでたわ(笑) 。
気を遣いすぎる人って、自らそういうめんどうなところに首を突っ込んでると思うの。気になるのはわかるんやけど、機嫌が悪い人なんて放っておいたらええねん。
めんどくさいお客さんって結構いるんやけど、そういうテーブルにつくとめっちゃしんどくなるから、ほかの子に「あのテーブルについてくれへん?」ってお願いしてたわ。でも、そのうち店の子もテーブルから離れてしまって、お客さんも退屈して「帰ります」ってなるんやけど、そういうときにすかさず「ごめんね、ゆっくり話できなくて」ってすごいいい人ぶるねん、私(笑)。今まで放っておいたくせに。
そうすると、お客さんって不思議なもんで機嫌がよくなる。かまってほしいんやろうなぁ。気分のアップダウンが激しい人ほど、ちょっとしたひと言で機嫌がよくなると思うのよね。
あるお金持ちに言われた言葉
歳をとるごとに、お金って大切やと思うようになってきたわ。私にも、人並みに老後の不安とかがあるわけ。結婚もしてないし、子どももいないから、自分の面倒は自分で見るしかないからね。
だから貯めてるよ、お金。別に定期預金をしてるわけじゃないけど、毎月仕事したぶんだけ振り込まれるやろ。それで必要なぶんだけ使って、残ったぶんが貯まっていく感じ。当たり前やけど(笑)。まあ、特にケチでもないけど、浪費家でもない。
水商売をしていたときは、いろんなジャンルのお金持ちと知り合いになったわ。その中のひとりに言われたことがあるのよ。「お金で幸せは買えないけど、不幸は防げる」って。妙に納得したわ、この言葉。確かにお金で幸せは買われへん。どんなにいい服着ても、いいもの食べても、幸せなのはその瞬間だけやからね。
だからといって、お金がないとそれはそれで困ったことやねん。歳をとって、稼げないようになって身体が弱っても、誰もそばにいてくれる人がいなかったら寂しいやん。でもお金があれば、老人ホームに入ったり、ホームヘルパーさんを呼んだりできるかもしれないし。そういう生活が幸せかどうかはわからないけど、少なくとも不幸ではないと思うのよ。
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