政治主導はなぜ失敗するのか? 中野雅至著

政治主導はなぜ失敗するのか? 中野雅至著

日本が経済成長できたのは優秀な官僚がいたからだという、いわゆる「官僚神話」は、今やバブル経済崩壊によって地に落ちた感がある。

そうした中、「脱官僚」を打ち出し政権交代した民主党が、本当に目的を達成できるのかを精査したのが本書である。厚生労働省に10年以上勤務していた著者は、脱官僚ができたからといって、簡単に政治主導体制が構築できるわけではないと説く。

問題は、拒否権プレーヤーがさまざまに跋扈(ばっこ)する日本政治の特質を的確に認識したうえで、いかに政治主導体制を推進できるかにある。中には優秀な官僚がいるのも事実。彼らをうまく使いこなし、かつ政治がリーダーシップを発揮する方法を模索する。

光文社新書 819円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「生活定点」で振り返る平成
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
衰退か再興か<br>アトキンソンと考える<br>日本の生存戦略

急激な人口減少と高齢化の先に待ち受ける地盤沈下を避け「日本再興」を進めるには、従来の常識にとらわれず新しい発想で問題に取り組むことが必要だ。最低賃金の引き上げを含む3つの生産性向上策を軸に、日本が生き残る道を探った。