デフレの正体 経済は「人口の波」で動く 藻谷浩介著
「景気さえよくなれば大丈夫」「生産性の上昇で成長を維持」「人口減少は生産性の上昇で補える」--。こういった思い込みが日本をダメにしていると、地域振興の専門家の著者は説く。
最大の問題は「2000年に一度の人口の波」にある。この結果、地方も大都市も等しく「現役世代の減少」と「高齢者の激増」が襲い、常識とは異なって首都圏のジリ貧も明らか。もともと「地域間格差」論は無意味であり、国際競争とは無関係に内需の不振は進むと指摘する。
ではどうすればいいか。高齢富裕層から若者へ所得移転をし、女性の就労・経営参加は当たり前、労働者ではなく外国人観光客・短期定住客を受け入れよと処方箋を提示。
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