NMB48小嶋花梨「キャプテンだから見える景色」 メンバーと向き合った時間の分だけ成長できる

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――この1年で新たに挑戦して、グループとして成長を感じられたことはありましたか?

NMB48のさらなる活性化のために新プロジェクト「NAMBATTLE ~戦わなNMBちゃうやろっ!~」で6つのグループをつくり、競わせるということを3カ月やりました。6チームからキャプテンがそれぞれ6人選出されたのですが、面白かったのは、キャプテンという役割が与えられた瞬間に、6人が自発的に考えるようになったことです。それまではみんな「選抜に入りたい」「どうすれば自分の人気が出るか」ということを気にしていたんですが、チームを優勝させるためには、どうすればいいのかを話し合うようになりました。周りを見渡せるメンバーが増えて、NMB48としての熱さがさらに増した感じがします。

――若い世代のメンバーが力を発揮できるように心がけていることはありますか?

ここでアクションしたら面白いというタイミングでも、先輩がいると気を使ってタイミングを逃したりすることがあります。だから「何でもやっていい」という空気感をつくり出してあげないと、後輩のよさが引き出せない。そこは自分が積極的に声をかけるようにしています。

先日、先輩がいない状態で下の子たちの本気のパフォーマンスを初めて見たんですが、すごくよくて驚きました。こんなにできるんだと可能性を感じました。やっぱり本領を発揮できていないというか、抑えている部分はあるので、持っている力を引き出していけるような声かけをもっとやらなくてはいけないと痛感しましたね。

――小嶋さんは、年齢的に大学の新卒の世代です。同年代にエールをいただけますか。

キャプテンやリーダーという言葉に重みを感じてしまい、「絶対やりたくない」「自分には向いてない」という気持ちから入ってしまう人もいると思います。でも、しんどいだけじゃなくてキャプテンだから見える景色もあって。私はメンバー、グループと向き合った時間の分だけ、成長していると実感できたり、何か小さなことでも達成感を得られたりしたんです。プレッシャーから逃げずに挑戦した果てに出会える新しい自分をイメージしながら挑戦してほしいですね。

(企画・文:池田鉄平、撮影:今井康一)

制作:東洋経済education × ICT編集チーム

東洋経済education × ICT

小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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