子どもが描いた「絵が動く」今どき図工授業の斬新 ICTが表現の幅を広げ意欲的に学ぶきっかけに

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公立小は予算が限られていますが、学校外とつながりを持つと、ツールを借りたりモニターとして使わせてもらえたりする機会につながることも多いです。ロボット・プログラミング学習キット『KOOV』も、ソニーさんにお願いし、モニターとして使わせてもらいました。『公立だから』と諦めず、自らアクションを起こす姿勢も大切だと思います」

岩本先生の目下の楽しみは、学校行事の展覧会だ。

「どんな展覧会にするか、四六時中考えていますね(笑)。今年は、マイクロソフトのクラウドサービス『SharePoint(シェアポイント)』を使って子どもたちの作品をバーチャル空間に展示したいな、と。会場である体育館をどのようにレイアウトしていくか。考えるだけで、ワクワクが止まりません」と、輝く笑顔で答えてくれた。

岩本 紅葉(いわもと・もみじ)
東京都新宿区立富久小学校 主任教諭/図工専科
教員歴12年目。プログラミングソフトでつくるプロジェクションマッピングや電子工作など、情報通信技術(ICT)を活用した図画工作授業を実践している。2018年に第21回東京新聞教育賞、19年に「ICT夢コンテスト」にて文部科学大臣賞受賞、20年「Global Teacher Prize」にてTOP50入り、文部科学大臣優秀教職員表彰受賞。「SOZO.Ed」「Type_T」「美術による学び研究会」「MIEE Talks@Admin」「LINEみらい財団教員コミュニティ」メンバー。18年よりマイクロソフト認定教育イノベーター、21年よりAdobe Education Leader。日本文教出版の教科書執筆に携わる

(撮影:佐々木仁)

東洋経済education×ICTでは、小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。
長島 ともこ フリーライター&エディター

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ながしま ともこ / Tomoko Nagashima

育児、教育、PTA、暮らしのジャンルを中心に、書籍、雑誌、PR紙、WEB媒体において取材、執筆、企画、編集、講演等の活動を行っている。また、自身のPTA活動や記事執筆を機に、全国のPTA仲間と「PTA・保護者組織を考える会」を立ち上げ、情報発信やイベントの運営、PTAやP連からの相談活動等を行う。

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