「日本初マイクラのプロ」が語る驚きの教育効果 タツナミシュウイチ「リアルとの接続が重要」
「日本はICT教育が10年遅れていると思いました」と、タツナミ氏。それ以来、幼稚園からキーボードやマウスの使用を経験させることを推奨するようになり、2歳と5歳のわが子にもパソコンを触らせているという。
「これからの時代、子どもたちを導く立場にある教員にこそ、新しいものに対する好奇心や学びが必要です。ICTに関しては、少なくとも『Javaならわかる』など、何か1つ得意な領域を持っておくことは必須であり、ネットワークづくりも大事だと思います。
例えば、僕はマイクロソフトの教育イノベーターで、わからないことがあればその仲間に相談できていますが、彼らの9割が教員です。教育意義のある取り組みについての審査はありますが、登録は無料なので挑戦してみてはどうでしょうか。アンテナの高い先生方ばかりなのでいろいろな情報が得られます」
今後は、ICT活用に悩む教員や管理職との橋渡しなどもしていきたいという。子どもたちの明るい未来を願い奔走する「マイクラおじさん」の役割は、まだまだ広がっていきそうだ。

(写真:梅谷秀司撮影)
(文:編集チーム 佐藤ちひろ、注記のない写真はタツナミ氏提供、© 2021 Mojang AB. TM Microsoft Corporation.)
制作:東洋経済education × ICT編集チーム
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