「日本初マイクラのプロ」が語る驚きの教育効果 タツナミシュウイチ「リアルとの接続が重要」

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「日本はICT教育が10年遅れていると思いました」と、タツナミ氏。それ以来、幼稚園からキーボードやマウスの使用を経験させることを推奨するようになり、2歳と5歳のわが子にもパソコンを触らせているという。

「これからの時代、子どもたちを導く立場にある教員にこそ、新しいものに対する好奇心や学びが必要です。ICTに関しては、少なくとも『Javaならわかる』など、何か1つ得意な領域を持っておくことは必須であり、ネットワークづくりも大事だと思います。

例えば、僕はマイクロソフトの教育イノベーターで、わからないことがあればその仲間に相談できていますが、彼らの9割が教員です。教育意義のある取り組みについての審査はありますが、登録は無料なので挑戦してみてはどうでしょうか。アンテナの高い先生方ばかりなのでいろいろな情報が得られます」

今後は、ICT活用に悩む教員や管理職との橋渡しなどもしていきたいという。子どもたちの明るい未来を願い奔走する「マイクラおじさん」の役割は、まだまだ広がっていきそうだ。

コンテンツ制作や講師などを経て、ドワンゴ(現カドカワ)でゲームプロモーションの番組やイベントのステージ制作を手がける。 2018年マインクラフト公式マーケットプレイスにて「睦月城」を発表し、日本のみならずアジアで初のオフィシャルマインクラフトパートナーとしてプロマインクラフターとなる。プログラミング教室などでもマインクラフト教材のアドバイザーを務め、マイクロソフト認定教育イノベーターとしてマインクラフトを活用した教育教材の制作や特別支援教育での活用を研究中。明治大学サービス創新研究所研究員、慶應義塾大学SFC研究所所員
(写真:梅谷秀司撮影)

(文:編集チーム 佐藤ちひろ、注記のない写真はタツナミ氏提供、© 2021 Mojang AB. TM Microsoft Corporation.)

制作:東洋経済education × ICT編集チーム

東洋経済education × ICT

小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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