IT環境は整う一方、オンライン授業は課題多し 第3回全国600人の小・中・高の教員に向けたICT教育に関する調査①

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オンライン授業の成功パターンの周知が必要?

急ピッチで進められた「1人1台端末」の整備。現在のところ機器やインフラ環境は整いつつあることがわかるが、ICTのメリットを生かした授業をつくれるかに関しては、スタートしたばかりと言わざるをえない。

以下は、オンライン授業をしたことのない方にその理由を聞いた結果だ。「PCの設定・整備」を起因とする回答が減少した一方で、「オンライン授業へのそもそもの知識不足」「オンライン授業が必要と感じていない」という回答が目立っている。

本来は、休校時だけでなく、生徒の自主的な学びや共同作業、そして先生方の校務の効率化にも利用できるICTの活用。資料やコンテンツの作成に負荷をかけずに生徒の学びの質を上げている事例も出てきている。

環境が整った今、GIGAスクール構想自体も成功事例などを参考に個別の学校単位でのチャレンジではなく、複数の学校あるいは地域などでの「共有」そして「共創」を視野に入れた展開が望まれるのではないだろうか。情報共有の実態については「第3回全国600人の小・中・高校の教員に向けたICT教育に関する調査②」でお届けする。

 

■6月下旬公開予定■
第3回全国600人の小・中・高校の教員に向けたICT教育に関する調査②

調査概要
教員に向けたICT教育に関する調査 調査日:2021年6月3日
小学校教員300名、中学・高校教員300名 平均値48.5歳 対象:全国

 

■過去調査記事■

2020年12月調査
https://toyokeizai.net/articles/-/399003
https://toyokeizai.net/articles/-/401177

2020年5月調査
https://toyokeizai.net/articles/-/364166
https://toyokeizai.net/articles/-/362680
https://toyokeizai.net/articles/-/362009

制作:東洋経済education × ICT編集チーム

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