ドルが主要10通貨に対して全面高に
外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して全面高。ドル指数は週間ベースで昨年10月以来の大幅上昇。米国債利回りが1年ぶり高水準付近で推移していることが背景にある。逃避先通貨が買われ、スイス・フランと円も資源国通貨に対して上昇した。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時39分現在、ドルは対円で0.3%高い1ドル=106円55銭。ユーロは対ドルで0.9%安の1.2069ドル。
ニューヨーク原油先物相場は大幅反落。ドルが上昇し、ドル建て商品の投資妙味が後退した。このところのインフレ加速で緩和的な金融政策が巻き戻されれば、商品市場に波及するとの懸念も重しとなった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は2.03ドル(3.2%)安の1バレル=61.50ドルで終了。ただ月間ベースでは、世界的な在庫減少や需要回復進展を背景に18%高となった。ロンドンICEの北海ブレント4月限は75セント安の66.13ドル。
金スポット相場は続落し、ニューヨーク時間午後3時44分現在では前日比2.2%安。月間ベースでも下げ、2016年11月以来の大幅安となった。今月の相場にはドル上昇と、景気改善見通しを受けた逃避需要の後退が影響した。26日発表された1月の米個人所得は前月比10%増となった。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、2.6%安の1オンス=1728.80ドルで終了。
原題:U.S. Tech Stocks Rebound as Global Bond Rout Eases: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Set for Best Week Since Oct. on Yield Spike: Inside G-10(抜粋)
Oil Falls With Stronger Dollar Denting Best Start to Year Ever(抜粋)
Gold Rout Deepens With Metal Set for Worst Month in Four Years(抜粋)
著者:Vildana Hajric
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