シュワルツェネッガーとトランプが憎み合う訳 「かつては友人だった2人」がなぜ犬猿の仲に?
しかし、大統領就任式前の2017年1月2日、番組の放映が始まると、視聴率は凋落。それを見たトランプは、たちまちツイートでこけ下ろし、「まあ良いさ、奴はケーシックとヒラリーを支持したんだ」と斬り捨てた。
翌2月のナショナル・プレイヤーズ・ブレックファストでの演説でも、トランプは、「大統領に立候補した時、私は番組を降りなければならなかった。そして大物映画スターのアーノルド・シュワルツェネッガーが代わりに雇われた。結果はご存じだね。視聴率はガタ落ちだ」と言っている。
さらに、「アーノルドのために祈りを捧げよう。視聴率が上がるように。できるなら、だが」と言って、嫌味な笑いまで浮かべた。
2人の激しい罵り合い
それを聞いて、シュワルツェネッガーは、「ヘイ、ドナルド。良いアイデアがあるよ。仕事を取り替えっこするのはどうだい? 君がテレビをやる。君は視聴率のエキスパートだから。そして俺が君の仕事をやる。人がようやくまた安眠できるようにさ。どう?」と、ツイッターで反撃。
それに対しトランプは、「アーノルド・シュワルツェネッガーはカリフォルニアの州知事としても無能だったが、『The Apprentice』ではさらに酷かった。まあ努力はしたがね」と対抗する。
その翌月、「大統領になってもトランプが『The Apprentice』のエグゼクティブ・プロデューサーとして関わっているという理由から、人々は嫌悪感を抱き、番組を見たいと思わないのだ」とシュワルツェネッガーは言って次のシーズンには戻らないことを発表。
すると、トランプはまたもやツイートで「アーノルド・シュワルツェネッガーは自分から辞めるのではない。情けない視聴率のせいでクビになったのだ。すばらしい番組は、悲しい形で終わった」とけなした。
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