年200万円も可能「在宅副業する人」の稼ぎ事情 デジタル小商いで一儲け!在宅仕事の単価一覧

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仕事の案件数はそれほど多くないが、1件当たり数十万円と高額な報酬を期待できるのが「コンサルティング系」。個人や企業経営者に助言する仕事とあって、求められる専門性は高い。コンサルタント、税理士、企業の幹部など本業でも高収入な人向けの“ハイキャリア型”の仕事だ。独立して起業し、本業と副業の境目がはっきりしていないというケースも多い。

中でも需要が伸びているのはスキル活用型に分類したEC関連の仕事だ。スキルシェアサービス大手のクラウドワークスによれば、新型コロナウイルスの感染が拡大した今年1~6月、EC関連の仕事発注件数は、前年の同時期と比べて1.2倍の5640件に達した。その6割が法人からの発注だ。

コロナ禍でネット通販の需要が拡大する中、新たにサイトを立ち上げたり、サイトをリニューアルしたり、サイトに特定の機能を追加したりといった仕事が急増している。

中小企業庁の補助金制度「小規模事業者持続化補助金」で、ホームページの制作費用が補助の対象になったことも追い風となった。動画共有プラットフォーム「YouTube(ユーチューブ)」用動画の作成や編集、転職相談などに応じるキャリアコンサルティングも人気上昇中だ。

副業をやっている人はどれぐらい稼いでいる?

では、すでに副業をやっている人はどれくらい稼げているのか。スキルシェアサイト大手・ランサーズの調査によると、副業をしている人の副業での平均年収は63万円。過半が10万円以下だが、200万円以上稼いでいる人も1割弱いる(下図)。

(出所)『週刊東洋経済』11月30日発売号「在宅仕事図鑑」

さらに興味深いデータがある。総務省の調査を基に、本業の年収別に副業をする人の割合を見ていくと、本業年収が200万円未満の層と、1000万円以上の層に多いことがわかる(次ページ図)。副業をする目的はさまざまだが、本業で十分に地位と収入があっても、スキルアップや自己実現のために副業に乗り出す意欲的な人は珍しくない。

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